主に、東京方面に出荷され、梱包される段ボールには「白筍」と印刷。出荷する私たち農家も、高品質な筍の出荷に努めていました。
品質の維持の難しさと生産者の高齢化に伴い、組合は約20年程前に解散されました。昨今、山には、猪や猿が増殖し、竹山を荒らしています。この鳥獣被害は、筍の生産の存続を危ぶませるほど大きいものです。
私は、何代にも渡りこの土地弓木に伝えられきた「白筍」、柔らかく・瑞々しく・香り高い筍の生産に、力を注いでいる者です。自分が食べても、これほど「うまい」と思える筍はないと思うからこそ、この灯を絶やすことなく受け継いでいきたいと思っています。
非常に適した土壌と竹山の管理、適期の収穫によって、お客様に満足していただける「白筍」をご提供したいと思っています。 |